9月12日に地鎮祭を行いブログでも紹介致しましたが
今日は地鎮祭の事について書いてみます。
地鎮祭は、一般に 「 じちんさい 」 や 「 じまつり 」 といっていますが正しくは、
「 とこしずめのまつり 」と訓みます。
又、工事の着工に合わせて行う場合は起工式として行うこともあります。
地鎮祭の起源は古く西暦690年にはすでにこの祭の記録があり、
古代より土木・建築等に伴う重要な祭りとして行われてきました。
地鎮祭は建築を行う場合に於いて着工に当り、その守護神に無事完成を
祈願する、最初の最も意義深い重要なお祭りです。
祭典用具
斎竹 (いみだけ)
神様を迎える清浄な場所の表示として、青竹を祭場の四隅に立てます。
竹は決められた長さの一辺で立て正方形です。
(一辺は1.82m 又は 3メートル四方)
注連縄 (しめなわ)
竹の上部 約1.82又は2メートル高さで右奥(艮の方ー東北)の隅より
時計回りに 張りめぐらす。(木舞縄)
斎砂 (いみすな)
盛砂ともいい、鍬入れの儀に用いるため、祭場の近くに円錐形に
高さ40センチ程度の砂を盛る。
紙垂 (しで)
斎竹・注連縄と同じく清浄な所としての表示で、一辺に四垂づつつける。
この東予地域は3垂つけることが多い。
神籬 (ひもろぎ)
榊に紙垂や麻をつけたもので、お祭りにあたりお降り願う神霊の依代として設ける。
大麻(おおぬき)
神様をお迎えするにあたり,祭場・神ぜん・参列者等を祓い清めるための祓具で、
榊や白木に紙垂や麻を付したもの。
四方祓い
四方四隅を祓い清め供物をして地霊を鎮めるためのもので、紙と麻を
二センチ程に切ったもの(切麻)と、 米・酒・塩などである。
※四方祓については、その地域の信仰形態により特殊な祓いが行われる場合が
あるが、「御神士」及び「清め砂」等をもって四方四隅を祓い清める場合もある。
玉串
小さな榊の枝に紙垂と麻をつけたもので、清め誠の心を紙前に捧げ拝礼を行う。
神事の義などは、結婚式やお祭りなどに 一般でも見る事がありますが
少しでも意義(意味や伝え)などが解かっていると神主さんの
神事・動作がよくわかりますので、興味のある方は覚えておいてはどうでしょうか!